日時:平成27年11月13日(金)
13:30〜15:30
テーマ:「こんなに違う!日米のお金のとらえ方」
講師:パックンマックン(お笑いコンビ)

 今回の講演会は二部構成で、県民の皆様からは沢山のご応募があり、当日は幅広い年齢層の方々にお集まりいただきました。

  始めに、消費者啓発劇団「コントdeげき隊」(NPO法人いちかわ市民文化ネットワーク)によるコント劇が行われました。

  千葉県の電話de詐欺による被害額は22億9千万円(1月〜9月)。笑いを交えたコント劇で、送りつけ商法や還付金詐欺など、身近に潜むさまざまな詐欺の被害防止に役立つポイントなどが、分かりやすく説明されました。

  次に、「こんなに違う!日米のお金のとらえ方」と題し、テレビ等でおなじみのお笑いコンビ パックンマックンにご講演いただきました。日米を比較したお金の使い道、節約、貯め方、増やし方など興味深い内容でした。

  「アメリカでは、子どものお手伝い(プチ社会体験)に対する報酬としておこづかいを与えることがほとんどだったが、最近は大きい額を一括で与え、遊ぶお金や欲しいモノだけでなく、文房具や洋服など必要なモノを全て自分でやりくりさせて家計簿をつける、お金の管理を若い頃から育てるという形に変化しつつある」という、おこづかい事情が紹介されました。

  また、アメリカで過ごした子ども時代、友達はクリスマスプレゼントにおもちゃメーカーの株券をもらったそうで、その会社や社会に携わっているという意識を持たせ、自立心の芽生えに繋げるという日本とは違う家庭における金融教育が垣間見えました。

  マックンからは英会話教室に努力して通った結果、海外での英語漫才のステージに立てるまでの語学力を身につけたという自己投資のお話しもありました。

  「お金の価値観は国や人によって違う、人生には大きな買い物もあり選択する機会も多い、限りある大切なお金を有意義に活用して欲しい。もしトラブルにあったら188へ相談」と、消費者ホットラインの啓発にも努めました。

 日本に「ちりも積もれば山となる」ということわざがあるように、英語にも「A penny saved is a penny earned」(1ペニーの節約は1ペニーの稼ぎ)ということわざがあるそうで、日々の小さな積み重ねが大事だという意味では日米変わらないようです。

  会場は始終笑いにあふれ、参加者からは「硬いテーマをおもしろく教えて頂き非常に参考になった」「楽しく明るくわかりやすい説明で良かった」などの感想が寄せられました。



NPO法人いちかわ市民文化ネットワーク
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